ポゼショシズム/キャラクター作成

メインクラス

本TRPGではPCは二つのメインクラスの内1つを選んで作成します。
選ばれたメインクラスによって、ゲーム中で行えることが大きく変わります。
また、ゲームに参加するPCのメインクラスはそれぞれ異なっていなければなりません。
PLが1人のみの場合、GMにはPLが選ばなかった方のメインクラスを使ってPCを作ってもらいます。GMが作成するPCをGMPCと呼びます。
1.交霊術師
幽霊を自らの身体に降ろして、その霊が持っている能力を物質世界に再現する能力者です。
準備シーンでは物質世界側の調査を行い、戦闘シーンでは直接戦闘を行ないます。
2.憑依霊
交霊術師の身体に憑依して物質世界で活動を行う幽霊です。
悪霊、善霊、動物霊など様々な霊がいますが、PCとして使えるのはPCの交霊術師を助ける幽霊のみです。
準備シーンではマインドピース(後述)を集め、戦闘シーンでは交霊術士をサポートします。
サブクラス
メインクラスを選択したら、そのメインクラスから派生するサブクラスを1つ選択します。
交霊術師のサブクラスはそのキャラクターがどのような立場で事件に関わるかを表します。
一方、憑依霊のサブクラスはPCの交霊術士に対してどのような立場で関わっているかを表します。
交霊術師
1.退魔師
神社仏閣教会など神聖な施設の人間です。
悪霊退治を生業としており、戦闘に長けています。
2.リアリスト
幽霊の存在を認めつつ、それを己の生活のために利用する人間です。
調査フェイズでの活動が長けており、例外的に調整フェイズを行えます。
3.巻き込まれ
図らずして幽霊と関わりを持った人間です。
PCや他の幽霊との関係を取り持つことを得意としています。
憑依霊
1.守護霊
善意か己の目的があるかは別として、交霊術師を守護する幽霊です。
調整フェイズでの活動を得意としています。
2.先祖霊
PCとなる交霊術師の先祖です。
戦闘を得意としています。
3.生霊
PCの交霊術師に対して何らかの強い感情を持っている思念体です。
PCとの関係を取り持ったり、例外的に調査フェイズを行うことができます。

スキル

PCのメインクラス、サブクラスを決めたらPCの持つスキルを決めます。
全てのPCはキャラクター作成時にサブクラスのスキルを1つだけ選んで所得することができます。

交霊術師
1.退魔師
【スキル名】バスター・エキスパート
【タイミング】常時
【代償・制限】なし
【効果】「種別:悪魔、生霊、動物霊、都市伝説、人間、人間霊、妖怪」の中から好きな種別を1つ選ぶ。
自身は選択した種別のエネミーに対し与えるダメージが常に+2される。
【フレーバーテキスト】
貴方は特定の存在を退治する専門家である。
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【スキル名】ディヴァイン・プロテクション
【タイミング】本文記載
【代償・制限】シナリオ1回
【効果】戦闘シーンで自身がダメージを受ける際に使用可能。
受ける予定のダメージと同じ量のMPを減少させることでダメージを無効にする。
【フレーバーテキスト】
神聖な神、仏の加護で害意を遠ざける。
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2.リアリスト
【スキル名】執念の調査
【タイミング】判定直後
【代償・制限】シナリオ1回
【効果】調査フェイズで使用可能。
出目に関わらず判定を成功させる。
【フレーバーテキスト】
絶対に事件を解き明かすという執念。
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【スキル名】調達
【タイミング】準備シーン
【代償・制限】シナリオ1回
【効果】準備シーンで調査フェイズを行う代わりに、調整フェイズを行うことができる。
【フレーバーテキスト】
様々な手段で自らの戦闘手段を手に入れる。
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3.巻き込まれ
【スキル名】不幸中の幸い
【タイミング】ファンブル時
【代償・制限】なし
【効果】バッドラックカウンターを1個得る。
任意の判定時、バッドラックカウンターを任意の数消費することで、その判定に対して消費した数と同じだけ修正値を得る。
【フレーバーテキスト】
ついていない時はチャンスだ。
なぜなら次こそは成功させる意欲につながるのだから。
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【スキル名】思い出
【タイミング】常時
【代償・制限】なし
【効果】セッション開始時、自身のシンクロ率を+30%する。
【フレーバーテキスト】
貴方と憑依霊が出会ったときの思い出を振り返る。
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4.汎用スキル
【スキル名】いい予感
【タイミング】常時
【代償・制限】なし
【効果】調査フェイズでクリティカルが発生した時、戦闘フェイズ突入時に自身のMPを+1する。
この効果はクリティカルが発生する度に重複する。
【フレーバーテキスト】
会心の調査を行った時、精神は安定を見せるだろう。
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【スキル名】以心伝心
【タイミング】オペレーションプロセス
【代償・制限】シナリオ1回
【効果】このラウンドで使用するマインドピースを相談できる。
【フレーバーテキスト】
貴方と憑依霊は息がぴったりだ。
それはあらゆる困難を打ち破る武器になるだろう。
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憑依霊
1.守護霊
【スキル名】メディテーション
【タイミング】マインドピースを手に入れた時
【代償・制限】調整シーン1回
【効果】2Dを振り目標値7を出すことで使用可能。
新たに1枚のマインドピースをランダムで手に入れる。
その後、直前に手に入れたマインドピースまたはこのスキルで手に入れたマインドピースのうち片方を山札に戻す。
【フレーバーテキスト】
意識を集中し、自分ができることを最適化させる。
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【スキル名】スピリット・スタビリティ
【タイミング】常時
【代償・制限】なし
【効果】調整フェイズで自身が行う判定は出目が「11」でもクリティカルが発生する。
【フレーバーテキスト】
霊体を安定化させ、できることを確実にできるようにするスキル。
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2.先祖霊
【スキル名】お告げ
【タイミング】オペレーションプロセス
【代償・制限】シナリオ1回
【効果】交霊術師の移動先を相談することができる。
【フレーバーテキスト】
自らの子孫に対しお告げを与え、綿密な意思疎通を行う。
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【スキル名】先祖伝来の秘技
【タイミング】セッション開始時
【代償・制限】なし
【効果】山札の中からカードの数字が「2~4」のマインドピースを選んで1枚手に入れる。
【フレーバーテキスト】
貴方は先祖、そして子孫たちに伝わる秘密の技能を持っている。
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3.生霊
【スキル名】情念
【タイミング】常時
【代償・制限】なし
【効果】準備シーンで交霊術師が判定に成功した時、シンクロ率を更に+5%する。
【フレーバーテキスト】
貴方は交霊術師に対して強い感情を持っている。
自らの憑依対象がうまく言った時、貴方は憑依対象についての理解が進むだろう。
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【スキル名】エクトプラズム
【タイミング】準備シーン
【代償・制限】シナリオ1回
【効果】準備シーンで調整フェイズを行う代わりに、調査フェイズを行うことができる。
【フレーバーテキスト】
霊体を肉体に戻し、事件を調査する。
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4.汎用スキル
【スキル名】サクラメント
【タイミング】PCのHPが0になった時
【代償・制限】全てのMP
【効果】[戦闘不能]を解除し、PCのHPを3まで回復させる。
【フレーバーテキスト】
降霊術師を守護する霊として、神の奇跡に匹敵する超常現象を起こす。
守護霊に守られた術師は己の危機を脱することができるだろう。
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【スキル名】マインドシャッフル
【タイミング】いつでも
【代償・制限】シナリオ中1回
【効果】所持しているマインドピースを1枚山札に戻す。
その後ランダムでマインドピースを1枚手に入れる
【フレーバーテキスト】
古い考えを新しいものへ再利用するスキル。
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ステータス

キャラクターのクラス、スキルを決めることで大まかなキャラクターのステータスも決まります。
ステータスはサブクラスごとに基本となる数値が異なります。
基本となる数値に3点のボーナスポイントを割り振ることでステータスは確定されます。
キャラクター作成時の各ステータスの最大値は4です。
ステータスの意味は次のとおりです。
肉体……肉体を使用した判定に用いられます。
精神……意志力を使用した判定に用いられます。
器用……手先の器用さを使用した判定に用いられます。
知性……キャラクターの知識や知恵を頼りにする判定に用いられます。
知覚……キャラクターの察しの良さを使った判定に用いられます。
幸運……キャラクターの運の良さを使った判定に用いられます。
交霊術師
退魔師
【肉体:2、精神:2、器用:1、知性:1、知覚:1、幸運:0】
リアリスト
【肉体:1、精神:0、器用:2、知性:2、知覚:2、幸運:0】
巻き込まれ
【肉体:1、精神:1、器用:1、知性:1、知覚:1、幸運:2】
憑依霊
守護霊
【肉体:0、精神:2、器用:1、知性:1、知覚:1、幸運:2】
先祖霊
【肉体:0、精神:2、器用:1、知性:1、知覚:2、幸運:1】
生霊
【肉体:2、精神:1、器用:2、知性:1、知覚:1、幸運:0】

マインドピース

キャラクターのクラス、ステータスを決めたら、憑依霊のキャラクターは最後に『最初から持っているマインドピース』を決めます。
マインドピースとは、このTRPGの戦闘で使う武器のようなものです。
このゲームを遊ぶために用意したトランプの各カードごとにマインドピースの内容が決められています。
『最初から持っているマインドピース』はカードの数字が「2~4」のカードの中から1枚だけ選ぶことができます。
ただし、『最初から持っているマインドピース』は「【分類】攻撃」のものである必要があります。
マインドピースの一覧は後述する「マインドピース一覧」を参照してください。

効果範囲

マインドピースには、効果を適用できる「効果範囲」が設定されているものがあります。
効果範囲内に誰もキャラクターが存在しない場合、そのマインドピースは使われなかったものとして扱われます。代償は支払う必要がなく、捨て札にも送られません。
効果範囲は交霊術師、「1~4」の合計5通り存在します。
効果範囲が「交霊術師」のマインドピースは交霊術師のみに効果を及ぼします。
各キャラクターがいる場所は、「1.前衛」「2.中衛」「3.後衛」の3種類です。
効果範囲が「1~4」のマインドピースは、「エネミーのいる場所の数字-交霊術師のいる場所の数字」が0以上の時に効果を及ぼします。
また、「エネミーのいる場所の数字-交霊術師のいる場所の数字」がちょうど0のときを「ジャストヒット」と呼びます。
キャラクターがいる場所の数字とは、オペレーションプロセスで各キャラクターが隠したサイコロの数字を半分にしたもの(小数点切り上げ)と等しいです。

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