まずはじめに、「現代討魔帖」とはTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)という遊びの一つとして作られた遊びのルールです。
TRPGとは、大雑把な言い方をすると「ルールがあるごっこ遊び」みたいなものです。この表現では語弊を招くので別の言い方をしますと、「キャラクターになりきって、TRPGの世界で遊ぶ」ゲームです。
……これだとまた別の誤解を産みそうなので補足しますと、なりきりと言ってもキャラクターの台詞を再現して遊ぶ必要性はありません。
例えば、キャラクターが宿敵と戦うシーンで2人のプレイヤーを例にしてみましょう。
A:「てめえだけは絶対に許さねえ、勝負だ!」
B:私のキャラクターは、敵に怒りを示して勝負を挑みます。
Aはキャラクターの台詞を演じているのに対して、Bはキャラクターがどのような感情を抱いているのかを説明していますね。
これはAとBでロールプレイ……キャラクターの役割を演技する方針が違うだけで、どちらもキャラクターになりきってゲームの世界で遊ぶという点では同じです。
なので、これからTRPGで遊ぶ人は各々自分にあったロールプレイのやり方を見つけて遊ぶといいと思います。
どこかで見たルール
ネット掲示板の文芸作品に詳しい方には気づかれているかもしれませんが、本ルールは「やる夫系雑談・避難・投下板(やる夫板)」で掲載されているスレッド
「【聖杯戦争TRPG】Fate/IRC研究所【やってます】」
にて「トトロ ◆w27VVw9x氏」が公開している聖杯戦争TRPG「Fate/IRC」という、「Fate/staynight」の三次創作TRPGを源流とした、四次創作TRPGとなります。
四次創作ではありますが、戦闘ルール以外は独自の世界観・ゲーム進行となっているため上流となる作品を遡って把握する必要はありません。
とはいえ、上流の作品は本TRPGを遊ぶ上でも参考になる作品であるため、確認しておいて損はないと思います。
著者
天平(Twitterアカウント名@tenpyo11)
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