現代討魔帖/世界観用語

キャラクタークラス

一般人
異能の力を持たず……あるいは自覚せずに脅威に立ち向かう存在のこと。
彼らは多くの時間日常に寄り添っており、日常を愛している。
だからこそ、日常を守るために思いも寄らない力が発現する。
……例えそれが些細なものであっても、彼らは愛する者たちを守るために戦うだろう。
怪異
妖怪や妖精、神話の怪物のこと。
莫大な「畏れ」を持ち自由気ままに振る舞う。
基本的には脅威に分類されている「怪物」と同一視されがちだが、怪異に分類されるものの特徴は、人間の社会に紛れて生活したり山奥などで隠れて暮らしていることである。
怪物
莫大な「畏れ」が妖怪や妖精、神話の怪物として具現化した存在。
真っ当な理性は持たず、自らの本能に従って活動している。
求道者
儀式や鍛錬によって、自らの肉体や道具に「畏れ」を溜め込んだ存在のこと。
彼らは溜め込んだ「畏れ」の力を制御し、自らの目的を達成するために行使している。
「悪魔」との違いは、社会への影響を考えて自制し、時には他者を助けることもある点である。
外法
儀式や鍛錬を行って自らに「畏れ」を溜め込んだ存在のこと。
彼らは自らの目的を達成するためにその異能の力を行使しているが、それが社会に与える影響について考慮されることは一切ない。
戦士
脅威と戦うための訓練を受けた存在。
それは古代から続く退魔師であったり、善良な魔術師であったりするが彼らはお金と引き替えに……時には善意で脅威に脅かされる民を救うために活動している。
超人
溜め込まれた「畏れ」によって異能の力を得た生命体のこと。
こういった存在の多くは自らの理性で異能の力の使い方に分別をつけ、「超能力者」に分類されているが、増長した一部の超能力者は「異能の力をもった我々こそが世界を支配するべきだ」といった思想を持っている。
そういった存在は、「超人」という形で脅威に認定されている。
超能力者
本来持ちうる筈のない異能の力を得た存在。
彼らは姿かたちや思考などは普通の生物と変わらないが、何らかの理由で「畏れ」のエネルギーを溜め込んだことで超能力を持つに至った。
なお、「畏れ」を溜め込めば人間以外も超能力者になりうる。
暴徒
日常を天災や人災、事件によって脅かされた末に暴れだした存在のこと。
彼らは「畏れ」の力を行使しない一般人であるが、こういった存在は別の脅威によって生み出され、時には新たな脅威を生み出す。
故に、彼らも脅威として認定される。

キャラクター類型

悪魔
現世の存在と契約を交わし、堕落に導く悪霊。
かつて神と信仰されていたものから純粋な悪霊まで様々。
宇宙人
地球外の文明からやってきた存在です。
地球文明では未知の技術を持っています。

特定地域一帯を支配するもの。
その多くは強大な魔力か強靭な肉体をもっている。
器物
「畏れ」によって力を持った物体。
多くは従者に分類されるが、主体となって活動できるものはこちらとなる。
妖怪の中でも付喪神はこちら。
吸血鬼
他の生物から生き血を啜って自らの生命力に転化する存在。
夜目と飛行能力、蝙蝠への変身能力に高い戦闘能力を持つが流水を渡れなかったり日光・銀に弱いなど弱点も多い。
幻獣
神話に登場するような強大な力を持った猛獣。
神話の世界に相似した異界から現れたり、近似した生物が「畏れ」を集めて変化することがある。
従者
退魔師や脅威が引き連れている人形や悪霊、機械など。
それ単体で主体となることは少ないが、稀に偶発的に人格を持つことはあり、優れた術者であれば人工的に人格を設定することも可能。
特に主体となって活動できるほど力を持った従者の中でも機械や人形などの物体的なものは器物に分類される。
神霊
神話の世界や民間で信仰される神に酷似した性質を帯びた霊魂。
大半は神話の神そのものではないが、性格や能力は信じられている神に近いものとなっている。
神聖
天使など、神聖とされている霊魂。
神霊に仕えていたり、人間に対する守護霊的な役割を果たしている。
人間
文明社会で過ごしている人々のこと。
多くは退魔師や脅威のことなどは把握できていないが、稀に脅威による事件に巻き込まれて超能力などの力に目覚めるものもいる。
半獣
人間でありながら、特定条件で人形の猛獣になる特性を持った存在。
代表例は満月の夜に狼人間になる人狼(ワーウルフ)など。
不死
生きている死体など、自分の死を乗り越えた存在。
亡霊とは違い、こちらは物質的な肉体をもっている。
亡霊
外傷や病、呪いなどで肉体を失い魂のみとなった存在。
ただの亡霊は何もできないが、生前戦う力を持つような強い存在や異能者、死後「畏れ」を集めた存在は強力な力で現世に影響をもたらしうる。
妖怪
自然現象などに対して「畏れ」が集まったことで肉体や人格を得た存在。

巨大な爬虫類の外見をした強大な種族。
その多くは豊潤な魔力や莫大な財産を所有している。
所有物に対しての「畏れ」が集められることで人間が竜に変異することもある。

用語

畏れ
人類が、超常的な存在に対し抱く恐怖・崇敬の感情。
妖怪・妖精・神話の怪物はこの「畏れ」の感情をエネルギーとして出没する。
そのため大きな事件が起きた場所では特に脅威が生まれやすい。
脅威
様々な形で社会を脅かす存在。
主に妖怪や妖精として伝わる存在、神話の怪物等が脅威として出没しやすいが、超能力者や魔術師が驚異となることもある。

場所

異界
複数の眷属を持つ強大な脅威が、土地に流れる霊脈を利用して作り上げるテリトリー。いわゆるダンジョン。
その内部風景は、元々あった土地の要素を引き継ぎつつ主の思い通りに書き換えられる。
なお、異界に飲み込まれた土地は、主を失ったときに元通りになる。
退魔師組合
街で活動する退魔師たちがトラブルなく動けるように取り計らい、また退魔師たちを管理している組織。欧州での呼び名はスレイヤーズギルド。
ファンタジー作品に出てくるような役割から、若者からは「冒険者ギルド」と揶揄されることがある。
退魔師組合は主に神社仏閣や教会、神殿が運営をしている。

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