現代討魔帖/ゲームの流れ

本TRPGのセッションは基本的に、事件の始まりや導入部となる「オープニング」から始まり、事件の詳細や脅威の調査を行う「リサーチフェイズ」に続きます。
「リサーチフェイズ」で十分情報を得たら、事件を起こしている脅威に立ち向かうための作戦を考える「作戦フェイズ」に移行し、最後に「バトルフェイズ」で直接……あるいは間接的に脅威と戦います。
「バトルフェイズ」の結果を問わず、脅威との戦いが終われば「エンディング」で事件のその後を描いてください。
ここまでの全てが終われば、PCたちの「成長」処理を行います。

オープニング

どのようにして事件が起きたのかを描写する場面です。
GMはPCたちのいない場面をマスターシーンとして表現してもいいですし、PCたちがどのように事件に巻き込まれたのかを描写しても構いません。
なお、この時点でGMは必要であれば脅威に対する情報をPCたちに与えて構いません。

ミドルフェイズ

ミドルフェイズでは、事件を起こしている脅威の調査や戦闘準備を行います。
また、脅威が独自のテリトリーを築いているならば、そこの制圧をすることもあるでしょう。
調査・戦闘準備は「リサーチパート」、テリトリーの制圧は「エクスプローラーパート」と分けられております。

リサーチパート

PCたちや街に襲い来る脅威についての情報を得る場面です。
ここではPCたちは順番に、あるいは協力して行動して情報を得たり、リソースの獲得をすることができます。
PCたちが1回ずつ行動するまでの時間単位を「サイクル」と呼びます。
行動の順番は自由ですが、必ず各キャラクターが1サイクルに1度は行動が回るようにしてください。
シナリオごとに決められた回数のサイクルだけ行動を行うと「作戦フェイズ」へと移行します。
このときに、脅威と戦う上で必要な情報である「繋がり」を必要数手に入れていなければ後述する「作戦フェイズ」は行われません。
「リサーチパート」でできることは後述しているので、そちらを参照してください。

エクスプローラーパート

驚異の作り出した「テリトリー」を攻略する場面です。
詳しくはエクスプローラーパートを参照してください。

作戦フェイズ

セッション中に、シナリオ上で発生している脅威についての情報を集めることで、その情報をヒントにシナリオで発生している脅威に対する対抗策を取ることができます。
このとき、有効であると判断できればPCたちの持つ「特徴」を作戦に組み込むことができます。
脅威に対する有効な作戦を考えることができた場合PCたちは全員、任意の作戦スキルを1つ得ます(1つだけPC全員に適用されます)。
リサーチパートで脅威に対する「繋がり」を必要数手に入れていなければ、脅威を探すのに時間がかかったり、突然脅威と遭遇して戦闘といった状況に陥るためこの作戦フェイズは飛ばしてバトルフェイズへ移行します。

作戦スキル

戦力強化
効果:自身は全てのステータスを【10増加】する。
解説:あなた達の作戦は驚異に対して有効打を得る。
リソース獲得
効果:自身はリソースを【2増加】する。
解説:あなた達は脅威に対して有効な道具を得た。
スキル封印
効果:脅威のスキルを1つ使用不能とする。これは1回のみ発動する(他のPCが得たスキル封印と重複しない)。
解説:あなた達の考えた作戦は、脅威の特性を封じる。

キーワード

GMはシナリオ上の脅威について、弱点のキーワードを設定することを推奨します。
キーワードとは、作戦を考えるのが難しいと判断したPCが、脅威の弱点を表すキーワードを宣言することで自動的に、脅威に対する有効な作戦を得たものとして扱うことができるものです。

バトルフェイズ

PCたちが自分たちの身や街の平和を守るために脅威と戦う場面です。
詳しい戦闘ルールは後述しているのでそちらを参照してください。
なお、戦闘で敗北してもPCたちは悪運が強いため、自ら望まない限りは死にません(つまり、いわゆるキャラロストはありません)。
その代わり、PCたちの周囲はあまり良いことにはならないでしょう。

エンディング

バトルフェイズの結果を問わず、戦闘終了後に自動的にエンディングの描写に移ります。
ここでは脅威を排除できたかどうかで描写を変えてください。
勝敗判定で勝利していれば、きっと脅威は排除できたでしょう。
(もちろんGMは、特定の作戦を取らないと勝敗判定で勝利してもバッドエンドになる等の仕掛けを用意しても構いません。ただし、ヒントは十分すぎるほど与えたほうがいいでしょう)
勝敗判定で敗北となったなら、PCたちは命からがら脅威から逃げ出すことができました。
ただし、その代償としてPCたちからは大切なものが失われたかもしれません。
GMはバトルフェイズの結果を参考に、シナリオの後日談を描写してください。

成長

シナリオを経験したPCたちは、それぞれ成長を行います。
詳しくは成長を参照してください。

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