現代討魔帖/戦闘ルール

このゲームの戦闘では、PC陣営と脅威陣営のステータスを「戦力」として、3つ比較することで勝敗を決めます。
戦闘開始時、各陣営はステータスをそのまま加算する「メイン」と、ステータスを半分にして加算する「サブ」に割り振ってください。このとき、「メイン」は1人のみ、それ以外は全て「サブ」になります。
ここで「メイン」と「サブ」のステータスを合計した数値を、各陣営の「戦力」と呼び、両陣営の戦力を比較することを「戦力の比較」と呼びます。

戦闘手順

1.各陣営は「メイン」と「サブ」となるキャラクターを決める。
2.各陣営は戦闘で使用する「戦力」を1つ選択する。
3.お互いに選択した「戦力」の数値を比較し、大きい方は「戦力の優位」を、小さい方は「戦力の劣位」を獲得する。「戦力」が同値であれば「引き分け」となる。
4.これを3回繰り返す。ただし、同じステータスの「戦力」は連続して使用できない。
5.3つの「戦力」を比較した結果、PC陣営が「戦力の優位」を得た場合「勝率」を20%得る。
PC陣営が戦力の劣位」を得た場合、「勝率」が20%減少する。
「引き分け」は「勝率」に影響を与えない。
6.各PC、脅威がスキルを使用する場合、そのスキルを適用した上でPC陣営の「勝率」を求める。
7.PC陣営は代表者を1人決めD100を振り、「勝率」以下の数字であれば勝利となる。これを勝敗判定と呼ぶ。

ステータスごとの相性

各ステータスには、それぞれ有利・不利の相性が設定されています。
ステータスごとの相性は次のとおりです。
筋力:相手の【耐久】と比較が発生した場合、その「基礎戦力」を「半減」させる。
  また相手の【社会】と比較が発生した場合、その「基礎戦力」に「-10」の修正を与える。
耐久:相手の【敏捷】と比較が発生した場合、その「基礎戦力」を「半減」させる。
  また相手の【社会】と比較が発生した場合、その「基礎戦力」に「-10」の修正を与える。
敏捷:相手の【筋力】と比較が発生した場合、その「基礎戦力」を「半減」させる。
  また相手の【社会】と比較が発生した場合、その「基礎戦力」に「-10」の修正を与える。
知力:相手の【筋力】【耐久】【敏捷】と比較が発生した場合、その「戦力」に「-10」のペナルティ修正を与える。
  また比較に勝利した場合、次に自陣が選択する「戦力」に「+10」のボーナスを加える。
社会:相手の【知力】と比較が発生した場合、その基礎数値を「半減」させる。
  また比較に勝利した場合、その戦闘の自陣の勝率に「+10%」のボーナスを加える。
「基礎戦力」とは、スキル・所持品によって加算・減少される前の「戦力」のことを指します。
例えば、メインに配置されたキャラクターの【筋力】のステータスが60、サブに配置されたキャラクターのステータスが30ならば、この陣営の【筋力】の基礎戦力は75です。
これにスキル等で加算・減少された数値が最終的な戦力となります。
ステータス相性で半減される数値はこの「基礎戦力」となります。
例:
PC陣営が「筋力:60」、脅威陣営が「敏捷40」を選択した場合、PC陣営は筋力を半減して30の数値にしてからスキル等の効果を反映します。
例えばスキルを使わないのであれば、今回の比較ではPC陣営の戦力は30、脅威陣営の戦力は40でPC陣営は「戦力の劣位」を獲得します。

勝率算出式

勝率=
50+「戦力の優位の数×20-戦力の劣位×20」+「PC陣営の勝率増加スキル-脅威陣営の勝率増加スキル」+「(戦力の比較で使用したPC陣営の戦力-戦力の比較で使用した脅威陣営の戦力)÷2」
例:
PC陣営が「筋力:60」、脅威陣営が「敏捷:40」
PC陣営が「社会:20」、脅威陣営が「知力:30」
PC陣営が「敏捷:35」、脅威陣営が「社会:30」
このように戦力が選ばれた場合、勝率は50+「(-20+20+20)」+「0」+「{(30+20+45)-(40+15+30)
}/2」となり、D100で80以下ならPC陣営の勝利となります。

スキルの使用方法

バトルフェイズでスキルを使用するには、スキルごとに設定された【消費リソース】だけ使用者のリソースを減らして使用します。
また、同じスキルは同じタイミングで1人のキャラクターにつき1度までしか使用できません。
特記されていない限り、同じスキルはリソースが許す限り異なるタイミングであれば複数回使用できます。

戦力の比較をする上で

戦力の比較はPC側と脅威側でお互いが使用するステータスとスキルがわからないようにしてください。
そのため、オフラインでセッションをする場合はお互い紙に使用するステータスとスキル名を書いて提出するといいでしょう。
オンラインでセッションをする場合も同様に、使用するツールごとにGMとPLが使用するステータスとスキル名を秘匿して提出してください。
どどんとふなら「メッセージカード」、ねこ卓なら「共有メモ」がおすすめです。

  • どどんとふのメッセージカードを使う場合、裏面に使用するステータスとスキルを書いてください。記入した参加者以外が共有メモを開くとチャット欄にその旨がテキストで表示されます。
  • ねこ卓の共有メモを使う場合、最初の<>内には何番目の手番か書き、2つ目の<>には記入したPL名を書き、最後の<>には使用するステータスとスキル名を書いてください。共有メモを開くと、チャット欄にメモが開かれたことを伝えるメッセージが表示されます。

例:
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<タイトル>←ここに手番の番号を(1stなど)
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<表面の本文>←ここにPC名を(衛宮士郎など)
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<裏面の本文>←ここにステータスとスキル名を(筋 50+20<怪力>+20<魔力放出>など)
※裏面を開くとチャットにメッセージが表示されます。
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  • その他、脅威の行動パターンを秘匿するための機能がないオンセツールの場合は、だいぶ手間がかかりますが外部のuploaderにパスワードをかけて行動パターンを記入したtxtファイルをアップロードしてください。

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